今週の読書
今月から電子書籍読み放題の月額サービスを利用し、眠れないときや時間のあるときに本を読み始めた。
頭の良い人がこぞって「本を読みなさい」というから、真に受けて少し読み始めたら面白かった。(アニメを見たり本を読んだりするのが苦手だったのだが、ワールドエンドエコノミカをやったらなぜか改善された。なんでだ。)
あたまのいいひとが
— 陰の者niyari (@innnomononiyari) 2020年6月3日
みんな「ほんをよめ」というので
てきとうなほんをよみはじめました
(IQ80くらいの人間より)
作家さん的にはこういうサービスってどうなんだろうと気になり調べてみたら、「読まれたページの分だけ収益が入る」仕組みで成り立っているらしい。
なんとなく安心してボケっと読書を始めたのであった。
『運転者』
運命を運ぶ運転者さんと、主人公たちのお話。
私は『メンタルを上向きに!』みたいな内容はかなり苦手なのだが、そのような本によく使われる言葉が頻出していたのにも関わらず、なぜか読み切れた不思議な小説。
「世界を拒絶(中二病)するのをやめてみようかな」と少し思い始めました。
『消したくても消せない嫉妬・劣等感を一瞬で消す方法』
人間にはミラーニューロンという神経細胞があり、嫉妬による不快感や雰囲気の悪さはミラーニューロンの反応が連鎖して起こるのだと知った。(たぶん)
本書の中に『破壊的な人格』というパワーワードが出てくるのだが、これがキモとなる。
嫉妬の感情が起こった時や自分がそれを受けた時の対処法も載ってあり、その中のタブーがまた自分の行動にめちゃくちゃ当てはまる。
これを実践したら自分の性格がガラッと変わりそうな予感がして、紙媒体でも手元に置きたくなった1冊。
『失敗図鑑 すごい人ほどダメだった!』
恐らく小学生向けの内容だったのだと思うが、正直とてもちょうどよく、さらにとても面白く、お気に入り。
偉人の成功談・失敗談を、各ページごとに演出を変えて視覚でも楽しく読めたし、何より勉強になった。
また読み返すと思う。
『不浄を拭うひと』
人が亡くなった後、その部屋は特殊清掃員の方に依頼をし掃除をしてもらいますが、その様子が描いてある漫画。
腐敗が進むとどうなるのか、残された物はどのように処分されるのか、家の中はどのような状態になっているのか…。
色んな事、読んでて辛くなるような話もそのまま描かれていた。
死因は心不全や理由は明かされていないがぽっくり、というものもあれば、首を吊ったり手首を切ったりしている住人も散見された。
自殺を選ぶ人は自分が思っているより多いのかもしれない。自分も気を付けようと思う。
『死役所』1~9巻
亡くなった人間が成仏するためには、死役所で手続きしなくてはならないという設定の漫画。
死因や詳細を書類で申請するが、その際に生前の様子を思い返すことになる。
人が死んだ・殺した理由などはもちろん、それまでの人生も伺えて「生きていればこんなこともあるかもしれないな…」と、そのキャラの持つ弱さに共感してしまった。
1話、多くても3話ごとにスポットライトが当たる登場人物が違うため、サラサラと読めた。
ただ、多くのキャラは性格がヒステリックな感じで、相手と意見が合わなければキレて騒ぎ出すパターンがよく見られ、そこは気になったかも。(物語を短くまとめるにはこうするしかない気もしますが…)
でも見れるところまでは全部見たくらい面白かった。
『漫画で読破 ドグラ・マグラ』
某ゲームで「この本を読んだら精神に一度は支障をきたす」と紹介されていたので、恐る恐る読んでみたが、漫画版で表現がマイルドになったようで、だいぶイメージと違う内容で安心。
どちらかというと推理小説を読んでいるような気分になった。こういう話だったのね。
『親の介護始まりました(上)』
『親の介護始まりました(下)』
『親の介護10年後日記』
うちの祖父も、この漫画のお父さんみたいなタイプなので、勝手に同情しながら読んだ。
家族のために時間を作ることが、どれだけ大変で大切か。介護はまだ先の話(と私は思っているが…)だけど、少し実感させられた。
長い間親への葛藤を抱えながら、自分の時間を使い続けている姿を見て、切ない気分になった。私にはきっとできないだろう。
上記の中でもお気に入りは『消したくても消せない嫉妬・劣等感を一瞬で消す方法』と『失敗図鑑 すごい人ほどダメだった!』の2冊。
こうやって本を読むと人生の役に立ちそうな知識にたくさん出会えるんですね。